2009-12-03 第173回国会 参議院 総務委員会 第8号
なお、郵政株式凍結法案は、郵政民営化を抜本的に見直すために必要な重要な法案であり、十分な審議時間を保障し、丁寧に審議を尽くすべきであります。当委員会でわずか一回の審議で採決が行われるのは余りにも不十分です。こういう委員会運営には同意できないということを指摘し、賛成討論を終わります。
なお、郵政株式凍結法案は、郵政民営化を抜本的に見直すために必要な重要な法案であり、十分な審議時間を保障し、丁寧に審議を尽くすべきであります。当委員会でわずか一回の審議で採決が行われるのは余りにも不十分です。こういう委員会運営には同意できないということを指摘し、賛成討論を終わります。
この郵政株式凍結法案の審議によって、いわゆる歴史的な郵政巻き戻しが始まったと言えると思います。その第一歩となるのがこの法案の審議になりますが、今回のこの衆議院総務委員会では、わずか二時間余りの委員会質疑で衆議院を通過させよう、こういう審議日程になっております。大変性急で、私たちとしても遺憾に感じざるを得ません。そのことをまず冒頭に申し上げたいと思います。
今、国会に郵政株式凍結法案が提出されましたが、目的が明確でない上に、今後どのようなことを志向するのかも不明確であります。現時点において、具体的な経営ビジョンも示されないまま、株式売却の凍結のみを行い、またそれを長引かせれば、一体どうなるでしょうか。日本郵政株式会社の経営、金融市場、経済界に混乱をもたらすものではないでしょうか。
また、国民の財産である郵政事業を守り、活用する観点から、郵政株式凍結法案を成立させ、郵便貯金、簡易保険の各地域で集めた資金を財投機関を通じて各地域へ還元する。 麻生総理、これこそが百年に一度の金融危機に対応する経済対策であります。そして、そのことが実行されていれば、株価の低迷を防ぎ、東京外国為替市場における円高に歯どめがかかり、政治の決断は確実に評価されたことでしょう。